1951-06-02 第10回国会 衆議院 水産委員会 第39号
しかるに湯河さんは、これを一般的に集中して、そうして親心を持つてやつて行くというふうなことを言つておられましたが、戰時中、軍閥がやつたのもみな親心でやつたし、警察でも親心と称して、拷問するやらぶんなぐるということをやつておる。これが日本の政治の従来のやり方である。湯河さんの主観のいかんにかかわらず、客観的に現われて来るものは違うのである。
しかるに湯河さんは、これを一般的に集中して、そうして親心を持つてやつて行くというふうなことを言つておられましたが、戰時中、軍閥がやつたのもみな親心でやつたし、警察でも親心と称して、拷問するやらぶんなぐるということをやつておる。これが日本の政治の従来のやり方である。湯河さんの主観のいかんにかかわらず、客観的に現われて来るものは違うのである。
しかし、戰時中軍閥に同調しないで、多年の間不遇なる生活をなして來たのでありまして、今それが報いられておるのであります。何とぞ有終の美を飾る意味において、かような反民主主義的な事件がこの院内に出たときには、勇往邁進してこれが処断に当られんことを切に希望するものであります。
反対理由といたしまして、國が戰費を調達したからといつて、利拂停止のごとき債務の不履行をあえてするならば、民間企業においても、企業の経理負担を軽減し、その再建に資するため、戰爭中の債務の利下げ、あるいはその破棄の要望が高まつてきて、産業界、金融界に混乱を生ぜしめるであろうというような意見が、財政金融委員会において述べられておるのでありますが、もし、そういうような理由から全体の公平を期するというならば、戰時中、軍閥
私たちは戰時中軍閥の犠牲にされまして学徒動員、勤労動員によりまして学力低下を云々されているのであります。私たちは一日も早く、一日も多く、いや一時間も多くおちついたしつかりした勉強がしたいのであります。その点十分お考えになつて私たちがおちついて勉強ができるように、生徒らしい勉学ができるような組織をお願いしたいのであります。
この法令を遂行するために國民に重圧をもつて望むという考え方は、戰時中軍閥官僚がとつた独裁的、軍國主義にほかならないと考えられるのであります。私は日本國が民主主義によつて、一日たりとも速やかに、日本民族に幸福たることを願う一人であります。
戰時中軍閥は官僚と結托しまして、残虐なむちをもつてわれわれ労働者を收奪した彼らの利潤追求自体は、われわれの目からまだ取去られておらないのでございます。
戰時中軍閥や官僚が將來を考えず、ただ目先だけ手当り次第に掘りまくつた結果、炭鉱の諸施設が著しく荒廃した。外人労働者や勤労隊等が引揚げたために、労務者特に熟練せる坑内夫が激減した、食糧不安、インフレ昂進による生活の脅威、住宅問題、坑木、鋼材、その他作業用品の入手難、生産原價と炭價とのアンバランス、これらのあらゆる惡條件が累積した誠に止むを得ざる結果であつたのであります。
第二は、國会は國権の最高機関であり、國民の代表たる國会を尊重するは、論をまたさるところでありますが、今日すでに、國民の代表たる國会を無視し、國民生活全般に重大なる影響を及ぼす主食の價格の決定、鉄道運賃の値上問題等、一方的政令をもつて片づけることは、戰時中軍閥が、天皇の名において、勅令をもつて独断專制をなしたる態度と、大同小異だと思われるのである。